<ちぇぶら相談室>

更年期世代は要注意!「乳がん」についての情報

乳がんとは?

「乳がん」この名前聞いたことありますよね。
乳がんは、女性のがんの中では最も多いがん。なんと!日本人女性の9人に1人が発症している割合です。

40歳代から発症する方が多く、30歳から64歳までの若い女性の死亡理由のトップでもあります。しかし、早期発見、早期治療で約98%が治るがんでもあります。

女性であれば誰もがリスク要因をもっている「乳がん」について、一緒に学んでいきましょう!

↑ 乳がん・乳がん検診基礎情報の動画で知りたい方はコチラ!

文章で読みたい方は、このまま読み進めてくださいね☆

 

乳がんは、どこにできる?

乳房は、主に、母乳をつくる乳腺と、それを包む脂肪組織でできています。

乳がんはこの乳腺の組織にできるがんのことで、多くは乳管(母乳の通り道)から発生します。

よく、女性だけのがんと思われるのですが、男性も乳がんになることがあります。その場合も多くは女性と同じように乳管からがんが発生します。

症状について

乳がんの主な自覚できる症状は、

・乳房のしこり
・乳房にえくぼやただれができる

・左右の乳房の形が非対照

・乳頭から分泌物が出る

など。

変化が自覚でき、自分で見つけることのできるがんでもあるので、お風呂に入ったり、着替えるときなど、日頃から、自分の乳房を見て確認したり触れたりという、セルフチェックをしましょう。

ただし、セルフチェックでは見つけられないこともあるため、定期的に乳がん検診を受けることがとても重要です。もし、気になる症状がある場合は、他の病気やトラブルが隠れている可能性もあるので、早めに乳腺専門医を受診し、早期発見につなげましょう!

乳がんが発生しやすい場所

乳房を縦と横に4つに分けて、

一番多いのは乳房の外側の上の方(全体の53%)、

次いで乳房の内側の上(19%)、

外側の下(14%)、

内側の下(6%)、

乳首付近(4%)の順です。

※出典:東北大学病院データ(2011-2014年)

乳がんの自己触診方法

毎月1回行いましょう。乳房の状態は月経周期によって変化するため、チェックは毎月1回、同じタイミングで行うと小さな変化にも気付きやすくなります。

月経のある方は、生理が始まってから1週間後頃を目安にしてください。この時期は、バストが柔らかくなるため、セルフチェックしやすいからです。

また、閉経後は、毎月、日程を決めて行いましょう。

チェックする範囲は、鎖骨から肋骨の下まで、外側は脇の下までチェックしてください。

ステップ1 見てチェック!
引きつれや、くぼみ、左右の違いはないか、いつもと違うところがないか、確認してください。

ステップ2 触ってチェック!

4本の指を揃えて指の腹を乳房に押し付けるようにして渦を描くように指を動かしてチェックします。また、乳腺を確かめるように、上下に指を滑らせてチェックします。

乳がんの原因

乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られています。なので、女性として生まれただけで、すでにリスク要因を持っているということです。

また、他に、乳がんを発生するリスクを高める要因として、

①家族内で乳がんにかかった人がいる

②初潮が11歳以下と早く、閉経が55歳以上と遅い

③初産年齢が30歳以上、出産経験がない

などです。

さらに、飲酒、閉経後の肥満、運動不足といった生活習慣も乳がんを発生するリスクを高めると考えられています。

乳がんの予防

現代では、完全に乳がん発症を予防する方法はありません。

しかし、がん発症のリスクを下げる方法はわかってきました。

国立がん研究センターの日本人を対象とした研究によると、

がん予防には

「禁煙」

「節酒」

「食生活」

「身体活動」

「適正体重の維持」

(感染予防)

など、生活習慣が効果的といわれています。

動画の最後に詳しく説明しますが、

中でも乳がんを予防するためには、飲酒を控え、閉経後の肥満を避けるために体重を管理し、適度な運動を行うことが良いと考えられています。

乳がん検診について

がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。

40歳以上の女性は2年に1回、乳がん検診を受けましょう。

ほとんどの市町村では、検診費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担で検診を受けることができます。

検診の内容は、乳房専用のレントゲン検査である、マンモグラフィ(乳房X線検査)と問診が主になります。

ただ、乳腺の密度が高い高濃度乳房(デンスブレスト)の人は、がんを見逃しやすいので超音波(エコー)検査との併用が勧められています。

 

自分が、デンスブレストかどうかは、マンモグラフィの画像を診断する時にわかります。

乳腺濃度の低い順に

・脂肪性(fatty)

・乳腺散在(scattered)

・不均一高濃度(heterogeneous dense)

・高濃度(extremely dense)

の4段階に分けることが決められています。

後半の2つ、

・不均一高濃度(heterogeneous dense)

・高濃度(extremely dense)

がデンスブレストにあたります。

 

また、検査の結果が「要精密検査(がんの疑いあり)」となった場合は、後回しにしないで、必ず精密検査を受けましょう。

乳がんは、日本人女性の9人に1人が発症しています。他人事ではありません。しかし、早期発見、早期治療で約97%が治るがんでもあります。

 

一生付き合っていく心と体の健康のことですから、正しく知って、アクションを起こして、悔いのないように選んでいきましょうね!

 

この情報の参考元はコチラです。

・人口動態統計(厚生労働省大臣官房統計情報部編)

・公益財団法人日本対がん協会リーフレット

・国立研究開発法人国立がん研究センターなど

>>もっと詳しく知る

乳がん啓発活動

乳がん検診 どんな検査を何歳から?

月1回おっぱいを触ろう!乳房の自己チェック


↑ 出演:女性医療ジャーナリスト増田美加さん

乳がん検診のQ&A


 Q1 なぜ検診の対象は40歳以上なのですか?

マンモグラフィによる乳がん検診は、それまで30歳以上を対象として行われていた視触診に加え、平成12年度から50歳以上の女性を対象に実施されてきましたが、「がん検診に関する検討会(厚生労働省)」において検討した結果、40歳代の患者数が増加していること、40歳代においても検診の有効性が確認されていることなどの理由により、対象が40歳以上の女性にまで拡大されることになりました。

 

Q2 : 2年に1回の受診で大丈夫ですか?

専門家で構成される「がん検診に関する検討会(厚生労働省)」において、乳がん検診の受診間隔について検討した結果、2年に1度とすることが適切であるとされています。

 

Q3:放射線(X線)被ばくによる健康影響はないのですか?

マンモグラフィによる放射線(X線)被ばくは主に乳房だけで、白血病の発生など骨髄等への影響はほとんどありません。1回の撮影で乳房が受ける放射線の量(0.05ミリシーベルト)は、一般の人が1年間に受ける自然放射線量(2.4ミリシーベルト)の50分の1程度です。マンモグラフィによる健康影響は、ほとんどないと考えてよいと思われます。

 

Q4:視触診のみの検診は有効ではないのですか?

視触診のみの検診では、死亡率減少効果が示されていないので、マンモグラフィと組み合わせて受診することをお勧めします。

 

Q5:超音波(エコー)検査による乳がん検診は有効ではないのですか?

現時点においては、超音波(エコー)検査による乳がん検診の有効性について、正確な評価を行うためのデータが十分には得られておらず、今後の検討にかかっています。また、機器や撮影・読影技術が均一ではなく、検診における診断基準も統一されていないため、現在、ガイドラインを定めることが検討されています。

 

Q6:精密検査では、どのような検査が行われますか?

精密検査として、マンモグラフィの追加撮影、超音波(エコー)検査を行った後、必要に応じて、穿刺吸引細胞診や針生検(マンモトーム生検を含む)を行います。さらに、MRI(核磁気共鳴像)検査やCT(コンピューター断層撮影)検査を行うことがあります。

 

Q7:乳房温存手術とはどのようなものですか?

「乳房温存手術」とは、主に早期のがんを対象として、乳房の形をできるだけ温存しようとする手術です。しこりを含む部分を切除し、必要に応じてわきの下などのリンパ節を切除します(リンパ節郭清〔かくせい〕)。これに対して「乳房切除手術」は乳房全てを切除し、わきの下などのリンパ節を切除する術式です。

 

Q8:症状がある場合はどうすればよいですか?

しこりが触れるなどの自覚症状があるときは、速やかに乳房疾患の診療を専門とする乳腺外科等の医師を受診するようにしてください。

 

Q9:どのような人が乳がんにかかりやすいですか?

体内のエストロゲンレベルが高いこと、経口避妊薬の使用、閉経後のホルモン補充療法によってリスクが高くなる可能性があります。また、閉経後の肥満、飲酒、喫煙によりリスクが高くなることはほぼ確実とされています。

 

Q10:豊胸術(シリコン挿入など)をしている場合も受診できますか?

豊胸術後の検査は不可能ではありませんが、検査の精度の低下が指摘されていることから、無症状者と同じ検診を受けることは望ましくありません。ただし、受診を希望される場合には、精度の低下などの問題点について十分に理解した上で、ご自身で判断していただくことをお勧めします。また、何らかの症状などがある場合には、病院を受診する必要があります。

 


出典「国立がん研究センターがん情報サービス」


「ちぇぶら×小牧市」乳がん検診啓発の取り組み


NPO法人ちぇぶらは、主な対象が同じ世代である「更年期ケア」と「乳がん検診」を共に伝える取り組みを、小牧市保健センターと協働で行い、女性の健康の維持・向上を目指しています。 

 

2020年 協働事業として、更年期ケアと乳がん検診を啓発するリーフレットを制作、乳がん検診の無料クーポンと一緒に市内の40歳になったすべての女性に個宅配布しました。またこれらをテーマとしたイベントを実施しました。

 

2019年 NPO法人ちぇぶら、行政、医療機関が協働し『更年期ケア』×『乳がん検診』を広める事業を実施。啓発リーフレットの協働制作や配布、小牧市内でイベントを行う。(令和元年度小牧市市民活動助成金)

 

2018年 NPO法人ちぇぶら、行政が協働し『更年期ケア』×『乳がん検診』を広める事業を実施。啓発リーフレットの協働制作や配布、小牧市内でイベントを行う。(平成31年度小牧市市民活動助成金)

 

 


みわレディースクリニック院長
三輪 貴彦先生

産婦人科・乳腺外科・母体保護法指定医

マンモグラフィA認定指導医

日本産婦人科乳腺医学会評議員

産婦人科医師・三輪貴彦先生よりメッセージ

マンモグラフィーは乳房のレントゲン。プラスチックの板と撮影台に乳房をはさんで撮りますが、1回にかかる時間は5秒程度、これを4回繰り返すだけです。「マンモグラフィーって痛そう」という声を聞くことがありますが、アンケートによれば90%以上の方が、「痛くなかった」、「ガマン出来る程度だった」と答えられています。

「乳がんって言われたらどうしよう」そんなモヤモヤをかかえていませんか?乳がんは多くの場合、治る病気です。2年に1度のマンモグラフィ検診と、月に1度の自己検診が早期発見につながります。マンモグラフィ検診、受けてみようかなと思ったあなた、あなた自身とあなたの大切な人のために、是非一歩踏み出してみて下さいね。


「更年期ケア×乳がん検診啓発」イベント情報


NPO法人ちぇぶら×小牧市保健センター協働事業

『女性のための心と体のケア講座(更年期・乳がんについて学ぶ)』

 


愛知県小牧市の「2021年度 乳がん検診」情報


<乳がん検診対象者>

対象:小牧市内に住民登録のある方

※マンモグラフィは、40歳以降で、

①和暦で奇数年生まれの方

②和暦の偶数年生まれで令和元年度未受診の方、

③無料クーポンが届いた方が対象です。

小牧市の乳がん検診日程(1,000円)
★予約・問い合わせ 0568-75-6471(小牧市保健センター)

その他の日程、詳細等は毎月15日号広報こまき小牧市のホームページでご確認ください。

 

☆マンモグラフィ検査はみわレディースクリニックでも受けられます (1,500円)。

上記①③の方は病院 (0568-76-2603) へ直接お申込み下さい。
②の方は事前に保健センター(0568-75-6471)に問い合わせください。