
【ライフ・キャリア・暮らしをデザインする】
■“充実した日々”を送るために
誰にとっても人生の主人公は自分です。
“充実した日々”を送るためにも
自分で納得いく人生を歩むことが理想でしょう。
納得の仕方は人それぞれですが、納得するために必要なことは
“自分を知ること” “主体的に選択すること”です。
更年期の過ごしかたのアドバイスと言えば、
通り一遍『ゆったり過ごしましょう』と言われがちですが、
ゆったり過ごすことが合うかたもいれば、
シャキッと過ごせた方がストレスがたまらないというかたもいます。
自分がどういう状態が心地よくて快適に感じるのか、
何が好きで楽しいのか、
というような自分の感覚を鈍らせないことが大切です。
ここでは、ちぇぶらのプログラムでもおこなう
ライフキャリアデザインシートを紹介します。
特典のライフキャリアデザインシートをごらんください。
横軸が年齢で縦軸が性ホルモンの加齢による変化を表しています。
この表の四角の中にはこの時期にリスクが高くなる疾患が書かれています。
もちろん「これになりますよ」というわけではありませんが、注意が必要です。
この表の下には “ ライフ ” “ キャリア ” ” 暮らし ”という欄があります。
この部分を埋めていきます。
<ライフ>
自分のこれまでを振り返って、ライフイベントを書き出します。
誕生、就学、 引っ越し、結婚、 出産などがここに当てはまります。
将来についてはこんな人生だったらワクワクするという未来を想像して書いてみてください。
<キャリア>
自分の積み立てた「経験」を書き出してください。
仕事だけではなく、身につけている技術や知識・経験、地域活動、
趣味やプライベートなど、自分自身の生き方も含まれます。
資格を取ったことや、専業主婦の期間も立派なキャリアです。
<暮らし>
具体的な「環境の変化」を書き出します。
ご両親が健在のかたは75歳になる年齢にチェックをつけてみてください。
女性の「平均寿命」は86.39歳ですが、
健康で日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」は73.62歳(※1)。
その差は12,77年です。75歳は3人に1人が要介護になる時期でもあります。
もちろんいつまでも元気に快適に暮らしていることを望みますが、
気にかける節目としてこの表にチェックをします。
お子さんがいらっしゃるかたは、受験や入学など
家族にとっての節目となる時期、
巣立っていくであろう年齢をチェックします。
※1:厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会・次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会「健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料」より(平成22年)
更年期症状から更年期障害に発展する要因は3つあります。
①女性ホルモンの急低下による心身症状、②環境要因、③気質要因です。
これまでだとなんてことのなかった環境の変化を感じやすくなるのが更年期です。
このシートでは②に関わる環境の変化を把握していきます。
日本人によくあるパターンは、親の介護が始まる時期や、
子どもが巣立つ時期、高齢出産の場合は
まだ手のかかる未就学児を育てているという場合もあります。
仕事ではやりがいも責任もある立場になるという時期が重なってきます。
たくさんのことを抱える時期に限って、
更年期という自分の体調が本調子ではない可能性があることも見えます。
これらが客観的にわかると、
環境と体調の変化にただただ翻弄されるのではなく、
自分なりに心構えができます。
「今からカラダを整えておこう」「友だちと情報交換をしてみよう」
「地域のサポートを探してみよう」「会社の上司に相談してみよう」
「パートナーと話してみよう」などの対策がとれるようになります。
たとえ同じ事柄が起こっても丸腰のままむかえるのと、
準備をしてのぞむのとでは同じ大変さでも全く変わってくるものです。
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