男性更年期障害について

このごろになって「男性更年期」という言葉が、テレビや雑誌でも語られるようになってきました。男性にも更年期があり、更年期障害に悩む人も少なくありません。

一般的には男性更年期の不調が出やすい時期は、女性の10年あとの55〜65歳。女性のように「閉経」というようなわかりやすい指標がないため、自分で判断するのが難しいという特徴があります。また、若くてもストレスによって男性ホルモンのテストステロンが低下し、男性更年期障害になる方もいらっしゃいます。

 

症状は、基本的には女性の更年期と変わりませんが、男性の場合、うつ症状が強く出やすいのも特徴です。ちょうど今の時代の50代、60代は子どものころから「男の子は強く生きるべきだ」と育てられてきています。そのため体調がすぐれなくても弱音を吐けないという二重のストレスがあるようです。

 

そうでなくても、仕事でも家庭でも責任ある立場の年代です。大きなストレスを溜め込みやすいうえ、気力の減退や集中力の低下は、周りから見ると「なまけている」「気のせい」「男らしくない」などと誤解され、周囲から理解が得られにくいこともあります。日本の自殺者は年間2万人以上に及びますが、男性更年期にあたる年代が5分の1を占めています。この中には男性更年期障害によるうつ病が原因となっている可能性もあります。更年期は治療法も対処法もあります。病院にかかるなら、泌尿器科へ。

 

最近では、男性更年期外来やメンズヘルス外来などがある医療機関もあります。もしも、パートナーや、周囲の男性の変化を感じたら、早めの受診をおすすめください。 

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男性更年期障害の関連情報

加齢男性症状調査表(AMSスコア / Heinemann`s Aging males’symptoms(AMS)rating scale)コチラからダウンロードしてご活用いただけます。男性更年期障害の症状の程度の自己チェックにお使いいただけます。

 

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