わたしの更年期体験談

 

更年期の症状は個人差が大きく、100人いれば100通り。

それぞれの経験談や更年期を乗り越える知恵ををインタビューしました。

 


辛いのは精神的な変化。前向きになったきかっけは「ちぇぶら」でした。

K .S さんー

簡略更年期指数:49点

年齢:46歳

職業:会社員

 

 

 最初に体の変化を感じたのは生理不順でした。それまでは規則正しくきていたのが期間がバラバラになり経血量も多かったり少なかったり。

 

その後、動悸・息切れ・貧血・立ちくらみ・ホットフラッシュなどの症状が出てきました。年齢的にも体調不良があっても仕方がないのかな…と捉えていました。症状を抱えているときに、すでに更年期症状のあった友人の薦めもあり婦人科を受診。貧血の薬を処方してもらったがその場しのぎにしか感じられず気持ちはモヤモヤしたままでした。

 

 でも、一番辛かったのは肉体的な症状よりも自分の精神的な変化でした。もともと怒ったり、感情的になることはあまりない穏やかな性格だったのが、ちょっとしたことでイライラして、そのイライラする自分にさらにイライラする…という悪循環。性格が歪んでしまった気がして、それが一番辛かったです。そして、周りの人に自分の体や気持ちの変化を話すことができず鬱々とした気分になっていきました。

 

そんなときに「NPO法人ちぇぶら」の講座に参加することができました。生涯を通しての女性ホルモンの変化や体の変化を知ることができ、他の方の体験談やアドバイスにふれることができたことで、漠然とした不安や心配、思いこみを手放すことができ、いい意味で開き直ることができました。

 

 それからは職場の仲間にも体調不良を伝えることが苦ではなくなり、サポートを求めることができるようになりました。また、バランスボールエクササイズをしたことで体を動かす気持ちよさを思い出しました。これからまた運動を習慣にしていきたいと思います。

 

 今、更年期症状が全てなくなったわけではないけれど、前向きな気持ちで自分の体と向き合っていけるという自信がつきました。

 

インタビューした人 田村佳代

お話しをお聞きするまで『更年期』とは結びつかないような穏やかでさわやかなK.Sさん。 人知れず悩みひとりで悩んでしまうからこそ、人に話す大切さや必要性を感じました。

 


老化への戸惑いとイライラそれを乗り切った方法。

Y.Hさんー

簡略更年期指数:35点

年齢:49歳 

職業:事務職

 

 更年期だと気づいたのは、「どうしてこんなにイライラしているのだろう?」と自分で思うほどの普通ではないイライラと、物忘れがひどく「さっき言ったじゃない」と子どもによく言われるようになった時です。

 

 イライラの原因は自分でも分からず、寝る前に「明日はイライラしないようにしよう。」と自分に言い聞かせて眠るのですが、夜中に目覚めてしまいぐっすり眠れない、朝の目覚めが悪い、腰が痛くて自分の体が思うように動かない、それでも朝ご飯を作らなくてはいけない、みんなは普通に寝ている、思春期の息子は何度起こしても起きない…。些細なことでイライラする繰り返しの毎日でした。月日の流れもあり、息子の思春期が落ち着くと共に、私のイライラも収まってきました。

 

 同世代の友人と会うと、話題は”身体の不調“と”子どもの反抗期 “。「話は聞いているのだけれど忘れてしまうんだよね」「”さっき言ったじゃない “ってよく言われる」「忘れないようにメモをとるけれど、書いたメモをどこに置いたかを忘れちゃうんだよね」「そうそう!」と盛り上がります。だから、みんなそれぞれスマホケースや、ポケットなど忘れないように書いたメモを忘れないように(笑)しまう場所を決めています。スーパーで会って話をするものの名前が出てこないまま話し、「何を買いに来たんだっけ?」ということもよくあります。でも、不思議なことに、昔のことはよく覚えているんです。 

 

 その他にも体型の変化や体重増加・疲れやすい、老眼など身体の変化、老化への戸惑い、焦り、不安もあります。自分で行う対策としては、食事では糖質を減らして良質なたんぱく質をとるようにしたり、快適に眠れるように布団を変えたり、身体がきつくなる前に接骨院に行ったり、ストレッチをするなどの対処法をとっています。

 

 それと、周りの人に話すことで「自分だけじゃなかったんだ。良かった」「少しわかってもらえた」と思えています。話してみると人それぞれ症状が全く違うことに驚きます。他にも、家族に気兼ねなく、好きなことをする自分の時間の確保は大事。これからまた他の症状が出てくるのか不安もありますが、明るく前向きに乗り越えていきたいと思います。

 

インタビューした人 田中昌子

改めて人それぞれ症状が違う!分かるまでに時間がかかる!理解されにくい!という事を知りました。正しい知識とエクササイズを伝え、語れる場を作っていく事の重要性を強く感じました。


2年間の眠れない日々、治療。そして感じたこと。

T.Kさんー

簡略更年期指数:73点

年齢:55歳 

職業:看護師

 

 閉経してから眠れない症状がつづいてかなり辛い状態でした。当時は病院勤務でしたが、夜勤に入ると生活は不規則になりますし、仕事上での人間関係にもストレスを感じていました。そのため眠れないのは仕事でのストレスが原因だとばかり思っていました。「もうこれ以上は続けられない…」そう思い、仕事はあきらめ退職しました。

 

 その後、友人から更年期についての相談を受けたことをきっかけに、更年期の勉強を始めました。そこで私自身も眠れない、うつうつとする、不安になるというような心身の不調は更年期なのではないかと思うようになりました。

 

 それでも婦人科に行くのは抵抗があり2年間迷いましたが、子ども(当時小学6年生)に辛く当たってしまうことが増え、このままではいけないと思いきって受診をしました。そこでホルモン補充療法(HRT)を受けた所、劇的に症状が改善しました。もし更年期だと分からずに心療内科や精神科にいっていたら、余計にこじらせていたのではないかと思います。自分の体を守るためにも、知ることは大事ですね。

 

 私は2年間我慢して眠れない日々を過ごしましたが、更年期の正しい情報をもっと早く知り、適切な対処法がとれていれば、もっとこの時期をラクに過ごせていたのではないかと思います。

 

 更年期は個人差が大きいですが、もし辛くなったら自分の思う通りに行動できなくなってしまうこともあります。だからこそ正しく知ることと、自分はこれをすれば元気になる、落ち着く、というような、自分に合ったリラックスの方法や生き甲斐を見つけておけるといいのではと感じています。

 

最後に、私がボロボロだったこの時期を家族は理解し支えてくれました。とても感謝しています。

 

インタビューした人 永田京子

「本人もそして周囲も知る」ということの大切さを感じました。それは、自分を守るためであり、同時に自分の大切な人や自分の大切なことを守ることにもつながってくると思います。


わたしの更年期と対策

K .Eさんー

簡略更年期指数:27点 年齢:49歳 職業:主婦

7年前くらいから、ホットフラッシュや頭痛、肩こり、吐き気の症状があります。対処法は、ベッドに横になって休むことと、エクササイズを積極的に取り入れています。

 

Y .Sさんー

SIM指数:15点 年齢:49歳 職業:アロマセラピスト

眠りが浅いと感じる時がたまにありますが、他は特に症状はありません。 ただし、階段をたくさん登ると少しドキドキしますが、貧血なのか更年期なのかわからない時があります。貧血治療をすると治るのでどちらかというとドキドキ感は貧血によるものと思っています。日常生活では、疲れないように気をつけています。 食事も基本的には手作り。いろいろな食材を使うようにしています。

 

M .Mさんー

簡略更年期指数:44点 年齢:48歳 職業:保育士

更年期の症状と気にした事は無いのですが、動悸・目めまいはあります。

 

40歳を過ぎてから朝と夜に動悸がしておかしいなぁと感じています。対処は動悸・目めまいともに定期的に受診し、お薬で対応しています。また、血圧は1日三回測っています。

 

インタビューした人 星名弘恵

十人十色の更年期の期間があることを知り、知識とエクササイズで不安要素を減らし活用して、自分の中の〜the change of life〜を一緒にみつけていきましょう。


※インタビュー冒頭の点数は簡略更年期指数(SIM指数)といい、気になる症状が更年期障害にあてはまるのか、また治療を行うべきなのか、客観的にチェックできるシートを利用して出た指数を表記しています。

 

 

(引用文献)小山嵩夫:更年期・閉経外来-更年期から老年期の婦人の健康管理について-,日本医師会雑誌109:259−264,1993


 


更年期とは?
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